2007年05月29日

伝説となったフレーム

P1010030.jpg

一応、このブログはまだ生きてます(笑)

写真はCHUMBA WUMBAの傑作フレームである、ZULU THE HARD TAILである。

通常のリアサスがない、所謂ハードテールバイクのフレームはトライアルフレームを除き、ある程度のオールマイティ性を備えているが、 コイツだけは違う。

目的はただ一つ「下る」事だけ。

登りは全くムリではないが、極端なヘッド角のせいで、恐らく直ぐにフロントが上がって使い物にならないだろう。


技術の移り変わりが激しいMTB界であるが、このフレームは何年も同じジオメトリーで作られ続けた。

この様にモデルチェンジを殆ど行わないMTBは非常に珍しく、実に男らしいフレームと言える。


作りも非常に凝っている。

横方向のガゼットは少しづつ手作業で何度も曲げ加工をされてるし、B.B.位置がシート位置よりかなり後ろなのも特徴。

さらに、サドルを地面と水平にするのがほぼ不可能なほどシート角が傾斜している。

この様に特徴だらけの斬新なスタイルにも関わらず、完成度の高い下り性能のおかげで人気があった。


それを証明するかの様に、たまに試乗に貸すと、恐ろしく乗り易いとの声が聞かれたし、私自身も大げさでなくリアサスが付いてるような錯覚に陥る事があった。

フロントのガゼットと呼ばれる横方向の補強に対し、リアは簡素そのものであるので、相対的な剛性の違いからこの様な錯覚に陥ると思われる。


実に面白いフレームなのだが、残念な事にいつの間にか本国のウェブサイトからその姿が消えてしまった。

要因はいくかあるだろう。

MTB需要自体の減少、下りに特化しすぎ、良心的な代理店の内外価格差極小にも関わらず高価である事など、時代に合わなくなってきたのだろう。

これからも楽しく乗っていこうと思う。
posted by TKS at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | TKSの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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